脊柱の前弯・後弯

なんだか堅苦しいタイトルですね。

人間の背骨は横から見ると、首が・背中が・腰がにカーブしています。
これを脊柱の前弯・後弯と呼びます。弯曲の弯です。

人間が他の動物と違い背骨を立てて生活します。
背骨を立てると、重力が縦方向に加わります。
背骨が真っ直ぐだと、背骨は飛んだり走ったりした時に耐えきれなくて潰れてしまうでしょう。
この縦への圧力を逃がすために、背骨は前後にカーブしているのです。

今回は、背骨の前弯・後弯が出来る過程について書いてみます。

生まれたての赤ちゃんは全体的に背骨が後にカーブしています。

首が座り、一人座りする頃には、首に前カーブが出来ます。
首に前カーブが出来ると頭の重さをうまく支えられるようになります。

ズリ這いから、ハイハイする頃には徐々に腰に前カーブが出来てきます。
立ち上がる頃には、腰の前カーブが出来上がってきます。
腰に前カーブが出来ると腰が座る状態になり、安定して背骨で体重を支えられるようになります。

このように、成長と共に背骨は変化し、重力に耐えかつ動ける身体へと成長していきます。
筋肉・骨の成長には動く事が大事です。温かく見守ってあげながら、ある程度は自由に動き回らせてあげて下さい。心の成長にも動き遊ぶ事はだいじです。

私ごとなんですが、うちの子は9カ月半で、ひとり座りうまくなりズリ這いをはじめたぐらいです。

この前まで出来なかった事が出来るようになり、子供の成長は早いな〜と感じております。

EDO鍼灸 西村