パソコンの姿勢について

今日は随分と暖かいですね。バイク移動も楽です。

当院にいらっしゃる患者様の多くは、会社勤めの方です。
休憩時間以外は、パソコンに向かって座りっぱなしという方も少なくありません。症状も共通したものが多いです。

パソコンの仕事は、手首から先を動かして、キーボードやマウスを操作します。これだけで事足りてしまいます。大変便利な道具です。

このブログをご覧の方も、パソコンからの方が多いと思います。ご自身の手をご覧ください。
手首を小指側(尺側)に曲げた格好になっていませんか。この格好でキーボードを打ち続けると、腱鞘炎や肘などに痛みが出る原因になります。

何故かと言うと、指を動かす筋肉は、前腕についているのですが、腱は手首の狭い所を通ります。手首を曲げた状態で指を曲げ伸ばしすると、この狭い部分で腱がつっかえて擦れてしまいます。このため腱鞘炎の様に痛みが起こると考えられます。

ためしに、手首をまっすぐにした状態と、小指側に曲げた状態でキーボードを打つように、指を動かして見て下さい。手首をまっすぐにした方が、指がスムーズに動くと思います。

では、手首を小指側に曲げないようにするには、どうすればよいのかと言うと・・・

背すじを伸ばしキーボードを打ってみて下さい。脇が閉じて、手首の曲げが少なくなると思います。

背中を丸めていると、キーボードの位置が高くり、肩が上がってしまいます。それにともない、脇も開きます。その為手首の曲がりも大きくなります。

この姿勢だと、肩もこりますし、手首も疲れてしまいます。

毎日、何時間もパソコンを使う方は、体への負担を少なくする工夫が必要です。

背すじを伸ばし、おへそを作業している方向に向ける様にすると、仕事もしやすく、疲れ難いと思います。

是非お試しください。

EDO鍼灸マッサージ 西村