聞いてみると・・・

連日暑い日が続きます。オリンピックで寝不足ですと余計に暑さが堪えます。

鍼灸院にお越しになる患者さんの多くは、肩が凝る・腰が痛い・寝違えたなど、体の外側(運動器系)の痛みを訴えていらっしゃいます。

しかし、お話しを聞いてみると、眠れない・お腹の調子が悪い・下痢・便秘・生理痛・足が冷えるなど内科系の症状、一般に不定愁訴と呼ばれるものを抱えている事が多いです。

東洋医学では、首・肩・腰の痛みや、内科系症状・不定愁訴などを別々の現象ととらえず、一つの身体で起きているリンクした現象だと考えます。
身体は、部分部分で別々に働いているのではなく、互いにリンクしてるのです。

体の内がわの働きが悪くなると、体の外側の筋肉を緊張したり強ばらせたりしてかばい、痛みとなって現われてくるのです。痛みは身体が休みたがっているサインなのです。

東洋医学では、経絡を通して内臓と身体の表面が繋がっていると考えます。
鍼・灸は、身体の外がわの強ばらせた部分(ツボ)を探し、治療し、体の内側も整えているのです。

西村 章

日本橋EDO鍼灸マッサージ