シナモン

今日も暑いです。

暑い時は、冷たいものを飲んでスッキリしたいですね。
が!しかし冷たいものを取ってスッキリするのは一時しのぎにすぎません。
お腹が冷えた分、体は温めようとして疲れてしまいます。
これが夏バテの原因の一つなのです。

さてこのような日私は、発汗を促し、熱を取ろうと工夫しています。

今日は味噌汁に、シナモンと七味唐辛子を入れてみました。
日本ではニッキ、漢方では桂皮と呼びますね。
シナモンには、発汗・発散・のぼせ止めの効果があります。
毛細血管の血流を良くし、皮膚から熱を逃がし易くするのです。
唐辛子も辛み刺激で発汗をさせる働きがあります。

暑い国インドでカレーのスパイスに使うのも、こうした発汗作用を促し身体の熱を発散させているのです。

また風邪の初期に服用する、葛根湯にもシナモン(桂皮)が入っています。
からだを温め・発汗を促し、ウイルスが身体の中に入る前に排出させようという薬なのです。

このように普段使っているスパイス(食品)には、いろんな効用があります。
身体の調子に合わせ、食材を工夫してみるのも面白いものです。